「6月中旬より福井県産夏蕎麦の刈取り開始!」
6月も中旬となりましたがジメッとした梅雨気味のお天気だったり、急に寒い日だったりと寒暖の変化に身体がついてかない感じでしたが、本日の福井県は快晴の良いお天気になりました。
「福井でも春播き夏収穫の夏蕎麦(キタワセ種)の収穫が始まりました。」
先日福井県で夏ソバを栽培されている生産者の方からご連絡をいただき、福井県坂井市三国町付近の圃場で行われている平成30年福井県産「夏の新蕎麦」の刈取り状況を見てきました。圃場の場所は県外の方にもわかりやすく説明しますと、福井の有名観光スポットでもあり、国の名勝・天然記念物に指定されています「東尋坊」の近くになります。少し走ると日本海が見え、周りの丘陵地の広域農道(フルーツライン)は緑一杯で畑作や畜産も盛んであり、スイカ・メロンなどのフルーツ類の栽培も盛んな土地になります。今期はここもあわせて福井、坂井、あわら各市で約120ヘクタールで栽培との事。
福井県での夏蕎麦の播種時期は通常4月下旬ころから5月上旬にかけてになりますが、今年は一部の圃場で試験的に4月上旬に播種し、6月中旬に収穫予定であり、6月中にも新そばが味わうことができそうである。本日刈り取っている圃場は上記の4月の上旬に播種した圃場になります。昨年ですと確か6月下旬くらい?もう少し後から刈取りが始まっていたと思いますので例年に比べてかなり早い収穫になります。下の画像を見てみると播種時期の違いで左の圃場はもうかなり実が黒くなってきておりますが、右の圃場はまだ白い花が咲いておりますね。
本日刈取りされている圃場では背丈はあんまり高くないものの、熟した実がたっぷりと付いています。粒もしっかりとしていて期待できそうです。福井県内全体で昨年は秋収穫の秋蕎麦が天候等の影響で例年にない大不作だったこともあり、今回の夏蕎麦の収穫の良さは嬉しいニュースになりそうですね!楽しみです!
「刈取りされている以外の近辺の圃場の状況は・・・」
本日刈取りされている圃場に向かう途中にも車を走らせていると、何か所もソバの花が咲いているところが見られました。下の画像の圃場もちょうど満開ですね。海が近いためか風が強く吹いており、その風に乗って「ソバ独特のあの臭い」が漂ってきます。
ここでは背丈は約70~80cm程度まで伸びておりました。本日は快晴の青空だったので中々いい写真が撮れました。この圃場もこれからしばらくすると実も熟してきて、随時刈取りに入ってきます。
「夏蕎麦の生産者さんにお会いしてきました!」
さて、今年の夏蕎麦の出来具合は・・・そばの栽培名人どんびゃくしょう吉田裕一さんが刈取りを行っておりましたので、刈取りの合間をぬぐってお話を伺ってきました。吉田さん先日は東京まで行ってきたそうで東京の蕎麦屋さんの事、北海道のソバの事、秋ソバ(福井在来種)の事、蕎麦蕎麦蕎麦と蕎麦の話になると話が尽きません(汗)
今年の福井夏蕎麦は、背丈は短く、圃場をパッと見はあんまり生えていないように見えるのですが、一本一本についている実が多く、実もギュッと詰まっており、刈り取っていても刈り取りやすく、収穫量もよく反当り2俵は獲れているのではないとの事。ちなみに弊社でも越前市にて秋蕎麦「福井在来種」の栽培管理を行っているが、栽培地の違いはあるが秋蕎麦の収穫量で反当り1俵も(45kg)とれたら万々歳です。※福井県産夏蕎麦の品種は「キタワセ種」になります。
刈取りされた夏蕎麦は福井市のハーネス河合さんの乾燥施設にて乾燥・調整されたのちに出荷となります。また夏の新蕎麦の販売開始前にはブログ等でご報告させていただきますので、「平成30年福井県産夏の新蕎麦」ご期待くださいませ!