「平成26年産福井県産新そばの販売開始までもう少し」
2014年福井県蕎麦栽培日記10月15日更新です。先週末から今週にかけて日本全国を縦断した台風19号も、ようやく過ぎ去りホッとした本日でございます。
「台風もようやく過ぎ去りホッと一安心」
通過中はかなりの強風で心配な数日間でございました。本日は台風後の蕎麦栽培地の状況でございます。種を播きなおした地区ではまだ白い花を付けております。その他の地区におきましてはだいぶん実が黒味を帯びてきております。
西樫尾地区のソバ圃場
山室地区のソバ圃場
赤坂地区のソバ圃場
「昼夜の寒暖差が優れたソバを育てる」
最近はめっきりと朝晩が寒くなってきております。昼夜の温度差が大きくなり晴れた日の朝は霧が発生することが多くなります。霧は夜の冷え込みと日中の気温上昇との差を和らげ、蕎麦の生育や結実期に良い効果が得られ味・栄養とも優れた蕎麦になってきます。
ソバの特徴として普通の植物は夜間には成長しませんがソバは昼夜ともに成長します。日中に蓄積した栄養分を使用して夜間の間も成長するのです。美味しいソバが取れる条件として昼夜の寒暖差が大きいことが必要と言われます。夜の気温が低いとそばも夜間に成長できずに、その分のエネルギーが消費されず蕎麦の実に蓄積されてきます。いよいよあと一息で収穫の時期を迎えます。
平成26年産福井県産新そばの販売開始までもうしばらくお待ちくださいませ!