「遠く離れたスロヴェニア国にも蕎麦食文化が根付いている」
昨年のことになりますが、こんなことがありました。ふと思い出し、せっかくなのでスロヴェニアのことや蕎麦文化について数回にわたり書いてみたいと思っております。
「おそばde交流会・そばは世界をつなぐの開催」
スロヴェニア共和国 プンガルトニック公使ご夫妻ご来訪去る昨年の11月30日(日)越前市の「カプチーノ」に於いてスロヴェニア大使館よりプンガルトニック公使ご夫妻をお招きして、「おそばde交流会/そばは世界をつなぐ」を開催されました。越前市長も前回6月のスロヴェニア大使ご来訪に続き快く参加して頂き、試食をしながらの楽しい時間を過ごしました。
「スロヴェニア産のそば粉での蕎麦打ちを依頼された」
今回はスロヴェニア大使館よりスロヴェニア産のそば粉を送って頂き、蕎麦麺の形にして「越前おろしそば」にての試食も行われました。蕎麦の打ち手はわたくしが担当させていただき、普段とは慣れない「スロヴェニア産そば粉」にて悪戦苦闘しながらも打たせていただきました。
食べてみたご評価は本家「越前おろしそば」にも負けないほどの美味しさに参加者一同舌鼓を打っていました。このことは翌日の福井新聞にて掲載されました。
「数年前にスロヴェニアを訪れ、美しい自然と人の温かさに感激。それが縁となる」
越前市今立地区の住民らによる市民団体「よっしゃ!いまだて」は30日親交のあるスロヴェニアの公使夫妻を招いた交流会を、両国のそば粉を使った料理を振る舞い、食を通して相互理解を深めました。同団体のメンバーが数年前にスロヴェニアを訪れ、美しい自然と人の温かさに感激。それが縁となり、駐日大使を本県に招くなど(H24.6.19)更新をご覧くださいませ)交流を深めてきておりました。今回は、そば粉を使った料理が両国にもあることを知り、蕎麦で繋がるご縁をテーマに企画されたのことです。
大使館からはオト・プンガルトニック公使とバレリア夫人を招待し、市民や越前市にあります仁愛大学の生徒さんなど約50人との交流会を開きました。
「スロヴェニア料理の美味しさに舌鼓」
スロヴェニア料理では、そば粉を使い蜂蜜やシナモンで味付けしたケーキや、サワークリームと卵・砂糖などを混ぜ、リンゴを挟んだキッシュなどが登場しました。
また、仁愛大学の生徒さんによるそば粉を使った創作料理なども登場!レシピの発表も英語でスライドを作ってくるなど、学生ならではの配慮に公使ご夫妻も大変お喜びの様子でした。公使からは「スロヴェニアにもそば粉を使ったパスタがあり、味が似ている。日本の蕎麦は歯ごたえがあり美味しい」とのご評価をいただきました。
また、公使ご夫人がそば粉のパンとお菓子を作って持って来て下さいました。パンにはスロヴェニア産のパンプキンシードオイルをつけて食べると大変味わい深く頂くことができました。
そば粉のお菓子も大変手の込んだもので、一同興味津々で食べていました。もちろんとても美味しかったですよ。スロヴェニア産そば粉を使ったケーキやパン、その他創作料理の一部その他にもたくさんありましたが、残念がら今回もわたくしは厨房から中々出られず写真にとることができたものだけとなりました・・・
「人前でしゃべるのは苦手なまッサンの挨拶」
途中では、厨房から呼び出されてごあいさつをさせられる羽目に(汗)人前でしゃべるのは苦手なんです(汗)因みに横にいる女性は奥さんではありませんヨ!
美味しいと大評判のスロヴェニアワインと共に、数々の工夫を凝らした料理やお菓子を3時間食べ続けてお腹いっぱいになった日曜の午後でした。参加・協力して頂いたすべての方に心より感謝申し上げます。有難うございました。
「スロヴェニア産のワインはさっぱりとしていながらもコクがある」
厨房で密かにすっきりとした味わいのスロヴェニアワインをたしなむの図であります。さて、次回は実際に打ったスロヴェニア産のそば粉での打ち職人の蕎麦打ち奮闘記!?こうご期待!