「9月上下旬になり圃場は白い蕎麦の花が咲き乱れている」
9月に入り、日本全国台風の接近などで雨模様の天候が続いておりましたが、本日は久しぶりに晴れ間が見られ、気温も上々で、半袖でも汗が出るくらいの一日でした。とはいえ、最近は朝晩がとても涼しくなってきております。体調の管理に気をつけたいところです。
「蕎麦の可憐な白い花と独特の匂い」
夕日の中に白と緑でいっぱいの蕎麦畑が映えます。背丈は約1m程度になってきておりますが、先週の台風による大風で若干倒れているところもあります。
製粉所の周辺も蕎麦畑で一杯ですが、お天気の日に窓を開けているとソバの花独特の匂いが漂ってきます。蕎麦は穀物のなかでも受粉が難しい仕組みで、独特の匂いは虫を呼ぼうと必死に頑張っているためです。ソバの受粉は蜜を目当てに来る虫頼りで、虫を呼び寄せることにより受粉を行います。花粉の運搬を虫や風に頼ることになりますので、気候などによってその受粉率が大きく左右されます。確かに雨の日などは匂いが薄まるというか、匂いがしなくなるのでこの時期の天候不順などには非常に心配になります。
28年度福井県産ソバの産刈取りまであと一ヶ月程度になりますが、順調にいいお天気が続くことを願っております。