「毎年開催される越前陶芸村での越前陶芸まつり」
ポカポカ陽気の5月の下旬に、毎年恒例の越前陶芸まつりが越前陶芸村にて開催されました。毎年楽しみにしているこのイベント、今年も家族で行ってきました。
「陶芸祭りでは越前焼きの器がリーズナブルな価格で購入できる」
窯元が直接販売する越前焼は市価より2割程度安く購入できると特に人気で、ほかにも越前地方の特産品バザー、歌謡ショーや郷土芸能の披露、さつきあげ茶会などが催され、毎年、県内外からおよそ10万人もの観光客が訪れ賑わいます。当日は早めに出たものの駐車場待ちの車でいっぱいです。
「越前焼とは日本全国の中でも六古窯と呼ばれる伝統がある」
越前焼とは?越前焼の歴史をひも解くと、その誕生は今から約850年前の平安時代末期に遡ります。元々須恵器を焼いていた地域でしたが、平安時代末期に常滑の技術を導入して焼き締め陶を作り始めました。最初に窯が築かれたのは、現在「越前陶芸村」のある越前町小曽原だったといわれています。
越前焼が瀬戸・丹波・備前・常滑・信楽と並ぶ日本六古窯と呼ばれるようになったのは、丹生郡越前町平等の古窯址を昭和17年(1942年)に調査した陶磁器研究家・小山冨士夫氏(1900〜1975年)が、戦後『陶磁味第一号』(昭和22年/1947年)に、「越前窯は日本陶磁史上最も貴重な遺跡のひとつで、瀬戸・常滑・信楽・丹波・備前の日本五古窯に匹敵する規模と歴史がある」と発表されたことがきっかけでした。
「越前陶芸祭りには県内外からおよそ10万人もの観光客が訪れる」
午前中に到着したもののお昼に近づくにつれどんどんと人ごみが凄くなってきました。子どもたちは輪投げで皿やいろんな焼き物をゲットできるコーナーが毎年の楽しみ!その他にも絵付けの教室やろくろ体験などを楽しみました。
色んな窯元が出店しているので一軒一軒ゆっくりとみてみたいものの子供連れでは落ち着いてみるのも難しい。今年も蕎麦皿などをゆっくりと見て回りたかったのですが・・・
「蕎麦に合わせて蕎麦の器を選択するのもこだわりの一つ」
何とかグルリと一回りしてお値段を考慮しながら数点を品定め。昔から、越前おろしそばの器は、径15センチ、深さ3センチほどの九谷焼や伊万里焼の丸い和柄の絵皿が用いられているようですが、最近では越前焼などの器を用いるお店も増えているようです。蕎麦の個性に合わせて蕎麦の器を選択するのもこだわりの一つ。見た目の良さも蕎麦を美味しく食べるためには必要なものですね。
「今回購入した小ぶりな越前焼の蕎麦皿」
今回購入した蕎麦皿の一部です。小ぶりな蕎麦皿が欲しかったので、値段も手ごろでしたし4皿まとめて購入しました。弊社で蕎麦を食べる機会にはぜひ使ってみたいと今からワクワク。今月中旬にもご来店いただきお蕎麦をお出しする予定があるので楽しみです。どうしても個人の好みが出てしまいます。茶系の蕎麦皿が好きなのでいつも後から「また似たようなのを買ってしまった」と・・・なってしまいます。自宅にある蕎麦皿も似たようなのばかりです。
その他、お得コーナーにて湯呑みなどを購入しました。また来年も是非陶芸祭りに行って、少しずつ器をそろえていきたいと思っております。福井県産のそば粉で打ったお蕎麦を越前焼の器で揃えて越前おろし蕎麦を食べる会なんて楽しそうですね。もちろん福井県の地酒もご用意して!ですね!